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リコール不正の「闇」 連載第237回

常識では信じられない事件が愛知県で起きた。県知事のリコール請求の署名が大量に偽造されていたのだ。大村秀章知事が記者会見でコメントしたように、まさに「民主主義に対する重大な脅威であり、民主主義の根幹を揺るがす由々しき事態」である。メディアを含めて多くの論調は、民主主義という切り口で事件を取り上げてきた。しかし、この事件は、同時に個人情報保護の問題でもある。本人が知らないまま署名を偽造したことは、明らかに市民のプライバシー権を侵害する行為だからだ。

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