命を奪った誤り 連載177回

自治体による個人情報の誤った取り扱いが、また一人の尊い命を奪ってしまった。広島県府中町で中学校が誤った非行歴を記録し、それに基づき推薦入試への出願を断念させた。これに大きなショックを受けた中学生が自らの命を絶った。教職員による個人情報のずさんな取り扱いが、将来のある子どもの命を奪ったことに強い憤りをおぼえる。そして、次々に明らかになる事実は、学校や教職員には規範意識や人権感覚が希薄で、欠落すらしていることを物語っている。