「保護」の見きわめ 連載第213回

このほど警察庁は、18年に児童虐待で検挙した件数が1380件、被害を受けた児童が1394人にのぼることを報道発表した。いずれも過去最多の件数だ。このうち死亡児童数は36人で、18年の111人をピークに減少し続けてはいる。しかし、依然として尊い命が犠牲になっていることには変わりない。こうした中で、千葉県野田市で10歳の女児が虐待で死亡したと思われる事件が起きた。彼女が発したSOSを周囲の大人たちが受け止め、迅速かつ的確な対応をするどころか、正反対の対応をしたことが問題になっている。