公益目的の制度利用 連載第214回

先日ある会合で、情報公開制度の利用にかかわる難問が話題になった。営利目的の利用とともに、マニアと思われる市民の利用の多さに悩む自治体もあり、現場の意欲を削いでいるというのだ。いつごろからだろうか、自治体の担当者から同様の悩みを聞くことが多くなった。ただ、制度利用の質は、請求する側のモラルやセンスの問題であり、請求を受ける側としてはどうしようもない。そもそも情報公開制度は目的の良否を問わない仕組みのため、悩みを解消する手立てはないようにも思われる。