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温故知新の大切さ 連載第192回

前文部科学省事務次官が「行政を歪める」と言わざるを得ない事態が次々に明らかになっている。不正を防ぐべく設けられたはずの諸制度が骨抜きにされ機能不全に陥っていることが、事態の異常さを物語っている。諸制度とは、行政の公正性と透明性を確保するための行政手続法、情報公開法、公文書管理法等である。これらがことごとく無視されている現状に対して、私たち市民は嘆き、つぶやくことしかできないのだろうか。いや、過ちを繰り返させないために、まだやれることはある。

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