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節度のある付き合い 連載175回

教科書会社「三省堂」が、「編集会議」という名目で小中学校の教職員を招き、検定中の教科書を閲覧させていた。文部科学省に対する同社の報告によれば、過去に招かれたのは26都府県の計53人である。このうち21人が、その後の教科書採択に関わったという。会議出席者には謝礼と交通費・旅費が支給されていた。「東京書籍」、「数研出版」でも同様の会議が開催され、教科書採択の公正性を揺るがすことになった。この事件を、別の視点つまり謝礼や交通費・宿泊費を授受した側の問題として、違う切り口でとらえてみる。

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