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継続は力なり 連載第211回

「制度は永遠なんです」、先進的な情報公開条例を制定した自治体の首長から、そんな言葉を伺ったことがある。公選制のため首長の任期はいつ終わるかもしれない。しかし、良い制度をつくれば、自分の「命」を越えて生き続ける。ただ、この制度の宿命として、誰も利用しなければ、たとえ良い制度があっても意味がない。市民が制度を積極的に使うことで、制度の良さは磨かれていき、透明で公正な行政の実現に近づく。こうした好循環は「言うは易し行うは難し」であることを、いつも痛感している。

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