メニュー 閉じる

メモという隠ぺい 連載第205回

情報公開制度には大きな抜け穴がある。それがメモだ。最近のいくつかの出来事によって、これが恣意的に扱われ、結果的には行政情報が隠ぺいされること改めて実感した。周知のようにモリカケ疑惑をめぐっては、真相追究の手がかりになる重要なメモの存在が明らかになった。その一部は公開されたが、肝心なメモはまだ闇の中にある。また、神戸市のいじめ自殺でも学校側の聴き取りメモが隠ぺいされていた。メモは市民や当事者の知る権利を奪い、行政の説明責任を堕落させる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です