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教員処分歴の共有化 連載第195回

わいせつ事件で過去に処分を受けた教員が、その事実を隠して別の自治体で採用され、再び事件を犯す例が後を絶たないという。同様の事件を防ぐために、教員処分歴の共有化を進める仕組みを文部科学省が検討していることを、新聞各紙が一斉に報道した。子どもを守るという観点から、これを歓迎する意見が多いが、犯罪者の個人情報保護や更生という観点からは異論もある。また、この問題は、前歴者を含む少数者の排除と包摂という社会のあり方のかかわる議論も含んでいる。

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