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情報公開のコスト 連載第186回

またしても、公開請求にかかわる情報漏えいが発覚した。事件の舞台は秋田県湯沢市。市職員労働組合が市議会に対して異例の「公開質問状」を提出したことに端を発する。各地で問題になった情報漏えいは政務活動費をめぐるものだった。しかし、同市の情報漏えいは、いささか様相を異にしている。背後にあるのは公開請求にかかわる職員の負担感であるからだ。漏えい行為は論外ではあるが、情報公開のコストをどのように考えるかは、意外に根が深い問題である。

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