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コロナによる学習環境の変化で困っている人が多いと思います。こんなときだから、うちの子(駿台生)だけでなく、よその子もOKです。

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Q:どんな小論文でも結論は必要ですか。例えばAかBみたいな問われ方したら必ずどちらか片方にしないといけないのでしょうか? 結論を書かない小論文はありなのでしょうか。

A:ある主題についてAかBか悩むことは、とても大切なことです。
さて…最近の論文試験は、学力3要素の一つ「思考力・判断力・表現力」の有無や優劣をはかる目的が鮮明です。そうするとAかBか悩むことで思考力は評価されても、判断力に疑問符がつくかも…です。
また、課題解決型の出題も増えているので、そのような出題でも明確な判断(解決策の提示)が必要になります。もちろん、例外的に「悩む力」を評価する論文…というより作文が出題されたときは、どちらかを判断しなくても良いと思いますが…
ということで、原則的には判断と根拠を明確に打ち出してください。ただ、出題に応じて柔軟に対応することも必要です。
ちなみに医学部の面接試験で「医師に必要なのは技量か性格か?」とたずねられ、「両方です」と答えると一方の選択をしつこく迫られる例が散見されます。これは悩ましい選択の中で、明確な判断がすることも医師の適性の一つだと考えられているからだと思われます。
コロナの出口戦略も同じで、いつまでも悩み続けるわけにはいかず、相応の根拠や議論に基づいて判断することで、世の中も前進していくのです。

Q:小論文における根拠の提示というのは具体的にどんなものなのでしょうか? 例えばちゃんとしたデータの提示なのか、社会的常識や昨今の社会状況レベルの提示で良いのでしょうか。いつも解決策の根拠を書く時に悩んでしまいます。

A:何を説明するかによって提示すべき根拠は異なります。
そもそも小論文とは知識テストではありません。自己の判断の正しさを裏づける意図・記述があれば十分で、特に図表等の素材を与えられていない場合は「ちゃんとしたデータ」にこだわる必要はありません。また、判断が各自の考え方や生き方にかかわる場合は根拠はそれぞれの価値観(主観)になり、客観的なデータが必要なわけではありません。さらに、解決策で重要なのは課題の分析(構造、要因等の探究)や対策の妥当性(有効性、実現可能性etc.)で、それが正しさの根拠になるはずです。
受験生は若いのですから、固定観念で物事をとらえずに、それぞれの場合に、根拠として何が必要なのかを柔軟に考える習慣を身につけてください。コロナによって、たくさんの常識や方法が揺らいでいます。こんな時代こそ、やわらかなアタマがほしいですよね(^^)

A:20代後半の受験生は、論文試験、面接試験において通常の受験生に求めれるものの他に何が求められるでしょうか。空白期間長い受験生は面接においてどのように対処すればよいでしょうか。

B:年齢に不安を抱く気持ちはわかります。しかし、不正入試にかかわる各大学の報告書を読む限りでは、問題となった一律減点を除いては年齢にかかわるモノサシはないように思われます。医学部受験で何よりも大切なのは圧倒的な学力であり、実質的な2次試験といえる論文や面接を心配するよりも、まずは学力のさらなる向上に注力しましょう。

Q:全く小論文の書き方が分かんない人(作文ですら危うい人)は、まず何から始める方が良いのでしょうか。

A:わかってから書こうとするのではなく、まずは簡単な文章を書いてみたらどうでしょう?何を、どのように書くのかはTPOによって大きく異なります。ところが受験業界では、画一的なマニュアルやネタに依存した指導が少なくありません。「いいかげんに、そういうの、やめようよ」という大学・出題者のメッセージを以下に紹介します。
…小論文対策、小論文指導が画一化しているのではないだろうか。時事問題におけるキーワードだけを取り上げ、模範解答の形式を覚えているだけのように感じられる。本当に解答者が自分の意見、考えとして記述しているのかどうか。受け売りの言葉でなく、拙くても自分自身の言葉で記述してほしい。…(下関市立大学「2009年度一般選抜【前期日程】小論文出題の意図と答案の傾向」)